「お墓参り・お墓掃除代行サービス」の現場に潜入!【密着レポート前編】
「仕事が忙しい」「遠出は控えたい」・・・など、さまざまな理由でお墓参りに行くことができない方を中心に最近利用が広がっているお墓参り・お墓掃除代行サービス。今回は当社社員にモニター体験をしてもらいました。その現場に密着し、どのような道具を使って、どうやって清掃をしているのか、その作業の様子に迫ります!
お墓参り・お墓掃除代行サービス「墓もりくん」とは?
2020年初めからコロナ禍となり、ようやく落ち着いてきたとはいえ昨今は遠方への移動を避ける傾向があります。中でも「お墓参り」はコロナ禍以前と以降では、行かれる方が3割近くも減少しているとのデータもあります。お墓参りを負担に感じる理由として一番考えられるのは、「遠方に住んでいて出向くのが負担」です。また、お墓参りに行く方の年齢や体力的な問題、病気や怪我などの理由、そもそも日常生活や仕事が忙しいなどの理由が挙げられます。
このようにさまざまな理由でお墓参りに行くことが難しい方の代わりに、くらしのセゾンでは「墓もりくん」で心をこめてお墓参りとお墓の清掃を代行させていただきます。
くらしのセゾンが提供するお墓参り・お墓掃除代行サービス「墓もりくん」は、全国各地のお墓へ出向いて真心をこめて墓石・香炉・花立などの水洗い、草取り、落ち葉の除去などの清掃をします。作業後にご依頼主さまには写真付き報告書をお送りするため、お墓の様子と仕上がりの確認ができ安心です。
お墓のプロフィールと作業内容
今回、社内モニターをしていただいたお墓のプロフィールです。
ご依頼主さまは都内在住ですが、お墓の場所は埼玉県にあるご主人のご実家近くでした。
墓地所在地: 埼玉県志木市(寺院敷地内)
墓地面積: 幅3.5m 奥行き2.6m 面積9.1㎡
作業内容: 墓石全体の水洗い・周辺の草取り・ごみ処理など
供花: 有
供物: 無
線香: 有
除草剤散布: 無
清掃道具のご紹介
「墓もりくん」の清掃で使用する道具の一例です。
左から上段:ほうき・ちりとり・軍手・ゴム手袋・ブラシ(小)・ブラシ(大)・バケツ・スプレー(水)
左から下段:スポンジ・ヘラ・サッシベラ・ウエス(乾拭き用)・ウエス(水拭き用)
「墓もりくん」作業の流れ
作業の流れは主に以下の9工程です。お墓の立地等により作業工程の内容や順番は変わることがありますが、心をこめてご依頼主さまに代わって清掃させていただきます。
1.合掌礼拝⇒2.写真撮影(清掃実施前)⇒3.墓石本体の掃除⇒4.水鉢・花立の掃除
⇒5.香炉の掃除⇒6.草取り⇒7.墓誌の拭き上げ⇒8.写真撮影(清掃実施後)
⇒9.合掌礼拝・作業終了で、およそ60分。心を込めて作業いたします。
1.合掌礼拝
今回は境内がそれほど広くなかったので、墓石はすぐに見つけることができました。区画が多く広大な霊園だと、場所の特定に時間がかかるため、ご依頼主さまに事前に図面などでご確認いただくことをお願いしています。
作業開始前には、
まず最初に依頼主さまに代わり心を込めて合掌を行います。
今回は境内がそれほど広くなかったので、墓石はすぐに見つけることができました。区画が多く広大な霊園だと、場所の特定に時間がかかるため、ご依頼主さまに事前に図面などでご確認いただくことをお願いしています。
作業開始前には、
まず最初に依頼主さまに代わり心を込めて合掌を行います。
2.写真撮影(清掃実施前)
まず、作業前に写真撮影を行います。墓石本体の状態はもちろん、お墓の周辺を確認しながら撮影していきます。撮影した写真は作業後の仕上がりを確認するためと、ご依頼主さまに提出する報告書に使用します。
まず、作業前に写真撮影を行います。墓石本体の状態はもちろん、お墓の周辺を確認しながら撮影していきます。撮影した写真は作業後の仕上がりを確認するためと、ご依頼主さまに提出する報告書に使用します。
3.墓石本体の掃除
墓石にこびりついた砂利やホコリなどの蓄積汚れは、ブラシを大小使い分けながらやさしく擦り落とします。墓石名や家紋の彫られたところは、汚れが溜まりやすい箇所なので、放置すると固まってしまい取れにくくなります。ブラシとスプレーで水をかけながら、汚れを落としていきます。仕上げは乾いたウエスで丁寧に拭き上げます。
墓石にこびりついた砂利やホコリなどの蓄積汚れは、ブラシを大小使い分けながらやさしく擦り落とします。墓石名や家紋の彫られたところは、汚れが溜まりやすい箇所なので、放置すると固まってしまい取れにくくなります。ブラシとスプレーで水をかけながら、汚れを落としていきます。仕上げは乾いたウエスで丁寧に拭き上げます。
4.水鉢・花立の掃除
次に水鉢を軽くブラシで擦って汚れを落とし、取り出せる場合は花立を取り出して1つずつ丁寧に水洗いします。花立は内部に水が溜まるため苔やカビが繁殖したり、落ち葉やゴミが入り込むことで腐食がすすみます。
次に水鉢を軽くブラシで擦って汚れを落とし、取り出せる場合は花立を取り出して1つずつ丁寧に水洗いします。花立は内部に水が溜まるため苔やカビが繁殖したり、落ち葉やゴミが入り込むことで腐食がすすみます。
5.香炉の掃除
線香の灰や燃えカスを除去します。ここにも蓄積した汚れが付着しているため、スポンジで軽く擦りながら丁寧に汚れを落としていきます。隙間にこびりついた汚れには、ヘラやサッシベラを使いながら汚れを掻き出します。墓石同様に力を入れすぎないよう少しずつ、行うことがポイントです。
線香の灰や燃えカスを除去します。ここにも蓄積した汚れが付着しているため、スポンジで軽く擦りながら丁寧に汚れを落としていきます。隙間にこびりついた汚れには、ヘラやサッシベラを使いながら汚れを掻き出します。墓石同様に力を入れすぎないよう少しずつ、行うことがポイントです。
6.草取り
墓石まわりには玉砂利が敷いてありました。その間から雑草が生えていたため、砂利を避けながら除去しました。雑草の除去は通常のプランに含まれていますが、
遠方でなかなかお参りに来れない方には除草剤散布のオプションも承ります。
墓石まわりには玉砂利が敷いてありました。その間から雑草が生えていたため、砂利を避けながら除去しました。雑草の除去は通常のプランに含まれていますが、
遠方でなかなかお参りに来れない方には除草剤散布のオプションも承ります。
7.墓誌の拭き上げ
墓誌は比較的きれいな状態だったので、水拭きと乾拭きの2度拭きで仕上げました。もちろん、お名前などの溝の部分は、細かく丁寧にブラシで砂埃などを掻き出しました。
墓誌は比較的きれいな状態だったので、水拭きと乾拭きの2度拭きで仕上げました。もちろん、お名前などの溝の部分は、細かく丁寧にブラシで砂埃などを掻き出しました。
8.写真撮影(清掃実施後)
清掃終了後の仕上がりを写真撮影しました。清掃前に撮影したアングルと同じように撮影して比較をすると、清掃前後の違いがよくわかります。今回はオプションの供花と線香をお供えしました。
清掃終了後の仕上がりを写真撮影しました。清掃前に撮影したアングルと同じように撮影して比較をすると、清掃前後の違いがよくわかります。今回はオプションの供花と線香をお供えしました。
9.合掌礼拝・作業終了
清掃時に出たゴミや清掃用具を片付けて作業は終了です。
最後にご依頼主さまに代わって、お掃除をさせていただいた感謝の気持ちを込めてお参りをさせていただきました。
清掃時に出たゴミや清掃用具を片付けて作業は終了です。 最後にご依頼主さまに代わって、お掃除をさせていただいた感謝の気持ちを込めてお参りをさせていただきました。
担当作業員からのメッセージ
「墓もりくん」の料金と実施報告書
【参考金額】
今回は社内モニターでしたが、参考までに通常でのご利用料金は以下のとおりです。
※ご供花とお線香は通常はオプションです。
墓地面積:幅3.5m、奥行き2.6m、面積9.1㎡
基本料金:33,000円(お墓大)+ご供花2,750円+お線香550円=合計36,300円(税込)
【写真付き報告書】
作業完了後、写真付き報告書をメールまたは郵送でお送りします。お墓の様子と清掃の仕上がりを確認することができます。
取材後記
今回、お墓参り・お墓清掃代行サービス「墓もりくん」の現場に密着して、実際の作業の様子を間近で見ることができました。一見、除去することが難しそうな汚れも、ゴシゴシと力を入れて掃除するのではなく、少しずつ丁寧に擦り落としていく配慮に、お墓への「まごころ」と心遣いを感じました。また、墓石はもちろん、墓銘・水鉢・花立など、それぞれのパーツに合わせて素材を傷めないよう道具を使い分けている様子に、さすが清掃を熟知した「プロの技」と感心。遠方のお墓になかなかお参りに行けない方におすすめのサービスですが、近くのお墓でも「大掃除」として清掃のプロにご依頼いただくことはとても良い「ご先祖供養」になるのではないでしょうか。後編では、実際にモニター体験した社員へのインタビューを紹介しています。ぜひご一読ください。
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